南アフリカとドイツ人の血を受け継ぐアフリカン・ジャーマンによる「ミクスチャー・ネオ・ソウル」の女性シンガーを紹介したい。
ニーナ・シモンやビリー・ホリデイの曲に挑戦し、南アの音楽や文化を呑み込みながら、母性を感じさせる温もりのある歌声をメロウなサウンドに溶け込ませる『ジョイ・デナラーニ』。
今では多数の賞を獲得し、世界では誰もが認める文句なしの「ジャーマン・ソウル界のクイーン」として絶大な支持を得るR&Bシーンのディーヴァ。
2007年には、セカンドアルバム『ボーン&レイズド』で日本デビューを果たし、幕張メッセにて開催された日本最大のブラック・ミュージック・フェスティヴァル「SPRINGROOVE’07」にカニエ・ウエストやローリン・ヒルらと共に出演を果たしている。
2006年にリリースしたセカンドアルバム『Born&Raised/ボーン&レイズド』は、音楽的・ヴォーカル的に成熟しただけでなく、英語で世界中の観客に向けて歌いかけている。
ジョイ・デナラーニならではの多様性とダイナミズムはそのままに、60年代後半のソウル、コンテンポラリーなヒップホップ/R&B、ゴスペル、さらには心のこもったバラードを混ぜ合わせた、不朽の名作である・・・。
by JELLYE ISHIDA.
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