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G2J Spiritus CLUB. VOL.4『 The Legend:Luther Vandross(ルーサー・ヴァンドロス)』

G2J Spiritus CLUB. VOL.4『 The Legend:Luther Vandross(ルーサー・ヴァンドロス)』

 

【 The Legend 】

20世紀の音楽シーンに偉大な功績を残した男達は、何故に若くして天に召されるのだろうか…。

楽曲表現と個性発揮の見事な両立は勿論のこと、偉大なシンガーに共通する資質の重大ポイントは何か…。

とりわけヴォーカルでは「喉」が発音部分なので、楽器のように「取り替え」がきかず、またこればかりはいくら練習しても、『声の質感』そのものを変えるのはかなり難しい。

つまり器楽奏者以上に、『天性の資質(音色・声質)』がものをいう世界なのだ・・・。


【 A House Is Not A Home 】

現代の若きスターたちが“ソウルの父”として全幅の信頼をおき、常に憧れと誇りに感じていた『Luther Vandross(ルーサー・ヴァンドロス)』

滑らかで深みのあるヴォーカルが、時に「Donny Hathaway(ダニー・ハサウェイ)」を彷彿とさせる巨星と観るのは私だけではないだろう・・・。

実際、バック・コーラスの仕事をしていたソロ・デビュー前後に、ダニー・ハサウェイとの共演盤を含むロバータ・フラックの作品にも参加していた。

しかし本来、彼が後進のR&Bシンガーに与えた影響は非常に大きい・・・。


〖 この曲に思いを寄せて ~自作の詩~ 〗

誰だって
口には出せない過去ってものがある…

心の中の奥深く
突き刺さったままのトゲが食い込む…

時の傷は見えないものの
心はその痛みを時あるごとに思い出させる・・・

だから今夜も
その心の痛みを呼び起こしながら
時の傷を、その真実を受け入れられるまで
救いを求めながら歌い続ける・・・

by JELLYE ISHIDA.


『 A House Is Not A Home 』

なにも変わっていない
いつもの家の椅子のある風景
ただ君がいない
この家にはもうなにもない
抱きしめる相手も
おやすみのキスを言う相手も

なにも変わっていない
いつもの部屋
ただ一つ、君がいない
この家にはもう何もない
埋められない心の距離に
君を傷つけた

君の名前を呼んで
君のぬくもりを思い出す
だけどそれは意味のないこと
もうやめよう、こんなこと…

愛しい人、
思いやりがなかったと
僕を責めるだろう
たった一つの過ちが
永遠に二人を分けることになると
思わなかったんだ

こんな風に一人で生きていくことを
望んでいた訳じゃない

もう一度
愛しい我が家に帰りたい
階段をあがって玄関の鍵をまわしたら
もう一度・・・



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