知る人ぞ知るシカゴ出身の実力派シンガー&作曲家「ポーレット・マクウィリアムズ)」。
その愛娘で90年代に登場したニューソウルレディ『Brigette McWilliams(ブリジット・マクウィリアムス)』を紹介したい。
母親「ポーレット」の経歴で最も知られるのは、「ルーサー・ヴァンドロス」のバック・コーラスを20年近くにわたって務めていたということだけではない。
そもそも、ボビー・ワトソン率いる「ルーファス」にメイン・ヴォーカリストとして参加。その後、「クインシー・ジョーンズ」や「サラ・ヴォーン」と競演し、「マーヴィン・ゲイ」のラスト・ツアーにも参加しているレジェンドである。
1960年代後半、「ルーファス」起源となるグループ「アメリカン・ブリード」というグループはやがて「スモーク」と改名し、女性ヴォーカルを前面に出した路線へと変更。そこでリード・シンガーを務めたのが「ポーレット」。
しかし彼女は70年代初頭に退団、その座を友人の「チャカ・カーン」に譲り、その後「ルーファス&チャカ・カーン」のサクセス・ストーリーは説明不要だろう。
つまり、今日紹介する『Brigette McWilliams(ブリジット・マクウィリアムス)』の母親「ポーレット」は、セッションシンガーとして引く手あまただった頃から現在に掛けても超一流シンガーなのだ。
その愛娘「ブリジット」は、ただ母親の遺伝子を譲り受けただけでなく、全ての黒人音楽の遺伝子を見事に受け継いでいる。
今日は彼女のセカンドアルバム『 Too Much Woman (1997)』から “Too Much Woman” を選曲してお届けしたい。
by JELLYE ISHIDA.
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