今から14年前の2003年当時、ソウルの父である『ルーサー・ヴァンドロス』が自宅にて脳卒中で倒れた年である。
そして、惜しくもルーサー最後のアルバム「Dance With My Father」と初のライブアルバム「Live 2003 at Radio City Music Hall 」が発売となった年でもあった・・・。
この頃(当時36歳)、とても良質であらゆる音楽を消化した新進気鋭のブラック・ミュージック、全ての要素が溶け合った圧倒的に気持ち良いグルーブを奏でるプレイヤーによるアルバムがこぞって発表され、圧巻とも呼ぶべきネオ・ソウル~ネオ・フィリー~ジャズ・ソウルの深さを感じ取った。
一枚目は、ジャズミュージシャン、ヴィブラフォン奏者の『ロイ・エアーズ』のアルバム「Anthology」。
二枚目は、元MFSB~サルソウル・オーケストラのチェロ奏者にしてネオ・フィリー作品を中心に優雅なストリングス・アレンジを手掛ける『ラリー・ゴールド』のアルバム「Presents Don Cello and Friends」。
三枚目は、フィラデルフィア出身のネオ・フィリー、トロンボーン奏者の『ジェフ・ブラッドショウ』のアルバム「Bone Deep」。
四枚目は、現存するレジェンドとされるジャズ·ミュージシャンほぼ全てと共演しているジャズ・トランペット奏者『ロイ・ハーグローヴ』のアルバム「Hard Groove」。
以上のアルバムそれぞれには、エレガントな個性と音楽性が満ち溢れており、いまだその輝きは衰えることがない。
by JELLYE ISHIDA.
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